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主役は農民

ゴールデンウィークバレットな5月も終わったのでボストン美術館のミレー展に行ってきました。色々あって美術館からは足が遠のいていましたが、やはり絵と向き合うと落ち着きますね。

ミレーと聞いて思い浮かべるのが「落穂拾い」位しか出てこない程度の知識ですが、館内では同時代の他の画家の絵もかなり展示してありました。
まず印象に残ったのは人物や動物の描写がかなり写実的で感嘆しました。絵画説明にもありましたが、現実に見て描くことが、その情景や雰囲気をよりリアルにえがく秘訣ではないかと思いました。
一度描いた絵を晩年になって再び同様の構図で描く試みを何度か行っており、その違いを見出すのも楽しかったですね。
個人的に興味深かったのがこの時代に画家として大成するには「サロン」なるところに出展し、評価を得ることが登竜門とされていたそうですが、審査員が神話や聖書の場面を描いた絵をより評価するという保守的な方が多く、農民の生活を主題とした新しい表現を求める若手とたびたび衝突が起こっていたという説明でした。いつの時代もそういった諍いはあるのだなと思いつつ、当時批判されて評価されなかった絵画を現代まで保管されて見ることができることに喜びを感じました。処分されてもおかしくないわけですからね。
また、順路に沿って絵を見ていくと、時代によって流行の表現というものが存在しており、徐々に変化していく様に気付けるような展示方法でした。これもまた画家が商売のためにそうせざるを得なかったのかもしれないのかなと想像すると興味が沸く点でした。

絵を見ている間はどういった背景で描かれたのかを色々想像すると楽しくもあり、よりその時代を知りたくもなるのでさらに興味が沸くという心地よいスパイラルに陥れるので好きですね。また暇を作って定期的に行きたいものです。

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